立春朝搾りの宴

Mです、どもどもこんにちは〜:D

2月入ってから結構な積雪がありましたが…

陽射しは暖かく、徐々に太陽が沈む時間も遅くなり確実に春の気配を感じる今日この頃…

さて、2月4日に購入した立春朝搾り、一週間寝かせてから頂いてみましたので、その時の様子と感想をば。

こちらは【株式会社せんきん】の【仙禽 純米吟醸生原酒 立春朝搾り】

株式会社せんきんのHPはコチラ↓
http://senkin.co.jp/

とても革新的でラベルや中身も洗練されていてお洒落な仙禽のイメージですが、ホムペも同様にオサレです!

今の住居に引っ越してからは毎年この仙禽を購入させて頂いてます。

家から1番近い、立春朝搾りを買えるお店(=日本名門酒会加盟の酒販店)では仙禽を仕入れているので。

立春朝搾りは、【日本名門酒会】が主導で行っている縁起物のお酒。

基本は予約販売の、毎年2月4日の立春の朝に、厄除け祈願された当日搾りたてのお酒をその日に販売して、一緒に今年一年の無事と健康を願いつつお祝いし頂きましょう、という縁起物のお酒です。

今年2024年は43の蔵元が参加されたそうです。

とは言え、この催しの為に一番寒いこの時期、ときには徹夜で作業を行う、実に杜氏や蔵人泣かせの行事でもあるようで…(;^ω^)

詳しくは下記日本名門酒会の公式サイトを覗いてみると、酒蔵の苦労話や立春朝搾りの成り立ちなど色々知れて面白いので、良かったら一度ご覧下さい。

日本名門酒会↓
https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=377


買い手としては毎年毎年、同じ蔵のお酒でありながら微妙に味が違うのを味わう愉しみもあり、すっかり酒好きの間では定例行事として落ち着いた感が……ある…よね??
(多分


さてさて、とにかく宴を始めましょうぞ〜

↑翌日の2月5日は広い範囲で雪でした…
雪かきも久々。


さー!

テーマは【立春】という事で、肴もなるべく春を感じる食材にしてみました。

画面は暗いですが気持ちは1億ルーメン。

しかしコレじゃなんだか分かんないので説明しながらチビチビ飲んでくぜ。


食材紹介、まずはコレ!

セリ!

春の七草の一つで数少ない日本原産野菜(そうなんだ!)です。
胃を丈夫にしたり、解熱、解毒作用もあるとされ、カロテン、葉酸、ビタミンC、カリウム、鉄も豊富で抗酸化作用もある素敵なお野菜。
(参照:JAグループ)

根っこも食べられるので、切り分けて丁寧に泥を洗い流して使います。

これはサクッと湯がいたら絞って、冷凍庫に常備してある油抜きされた油揚げと共にカラシ和えに。

さて、立春朝搾りとの相性はどうでしょう。

口開け!


やや黄色みがかった透明で、ほんの少しだけトロ感。

お味は…

おっ!今年はマイルド!ってのが第一印象。

やや発酵のピリリとしたガス感はあるものの、、なんというか滑らかで、例えるなら丁寧に裏漉しした豆腐のクリームのような、もったりとした甘さが後から来る。

全体的に優しく包み込むような印象で、いつもの少し尖ったようなシャープな感じは無いです。

購入してすぐ飲んだらまた違ったのかも?とも思いますが、毎年その日には飲まずに1週間程寝かせてから飲んでますが、昨年までは結構発酵感強かったですね。

ともあれ、飲みやすい〜〜

セリのカラシ和えも、口の中で根っこの甘味と独特の香りが良い感じに絡み合う。

さあ、次だ!

北海蒸しダコ!
688円だ!(結構奮発…

初物は香りを大事にしたかったので、余り魚臭さで口の中のバランスを濁したくは無いがやはり魚介系でお刺身は欲しいな〜…と思い、スーパーで迷った挙げ句コレをチョイス。

冷凍庫に暫く置いたまな板、お皿を用意してサクサク切って盛る。

わさび醤油でチョン。

コリコリの食感とタコの旨味と甘さが仙禽の甘味と合います〜

でも、どっちかと言うと仙禽の方が強い。
タコが淡白に感じますが、単純に食感のアクセントを愉しむには充分!

コリコリのグミグミって、噛んでて愉しいです(^・^)

さて、ここで箸休め的な温かい物を挟みましょーか。

フツーの絹ごし豆腐を温めて卵入り餡をのせた餡掛け豆腐。
トッピングは九条ネギ。

うむ、温かい豆腐で口の中が和らいだ所にピリトロの仙禽…優しい世界が口中に生まれます…!

ではお次はいよいよメイン!

春の魚と書いて鰆(サワラ)!!

二切れで389円!旬のお魚万歳!!
(本当はニシン198円と迷った)

春のお魚ですもの、ここはサワラでしょうよ!てな訳で。

塩振って少し置き、水分拭き取って醤油、味醂、酒の調味漬け汁に20分程漬けたものをフライパンで両面じっくり焼く。
焼き上がりに粉山椒をまんべんなく振り掛ける。

霜降り平茸をトースターで焼いて木の芽代わりのわさび菜を千切ってのっけて、サワラの山椒焼き。

サワラの柔らかく甘い身に山椒のアクセントが仙禽の発酵感を中和して更にまろやか。

でも、やっぱ少し口の中は魚臭くなってしまうので、一緒じゃない方がお互い幸せかも。

…仲はいいけど距離を取った方が正解って…あるじゃない?(何故かカランとロックグラスの鳴る音)

お酒のテンションも加わって相変わらず謎な方向に進みつつ、気付いたら仙禽はキレイに空いてしまいました。

今年も美味しい縁起物を頂けて下さる事に酒蔵さん、杜氏さん、蔵人さん、酒屋さん、物流に関わる皆さん全てに感謝です。

今年は2024年問題に正面からぶつかる事になりますが、さてどうなんでしょうかね。

いい加減「頼んだものはすぐ届く」なんて幻想は捨てた方がいいんじゃないかな…

だって自分の足で隣の駅まで歩いて行くだけで結構大変よ?

都心に住んでる頃は一駅って区間近かったから大した事無いよ?とか思ってたけど、今住んでる辺りの一駅の区間はとんでもなかった…

誰かが運んでくれる、届けてくれる、その有り難みと苦労を忘れずに生活出来るような気持ちがあれば、大して問題にもなんないじゃね?
まあ、そんな単純で簡単な問題ではないでしょうけど。。

とか思うただの酔っぱらいの戯言でした。


ではでは、本日も最後まで読んで下さった方はありがとうございますm(_ _)m

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