Mです、皆様こんちーす:D
昨日は七夕でしたが、折からの豪雨で各地の被害が心配ですね……
どうか皆様安全第一で!!
さて、今回は山口県の酒造五橋から、恒例の隠し酒のご紹介。
〈五橋 隠し酒 生酛純米生原酒 精米70 生熟成〉
H29BY生酛純米の生熟成酒です。
さていっぱい色んな言葉が並んでいます。
ラベルには色んなお酒の工程に関する情報が記載されていますが、それでもよく分からない時は酒造会社のHPなどで詳細を調べたりするのですが。
この隠し酒、名の通りの〈隠し酒〉なので実は五橋のホムペにも載ってません……
(´・ω・`)エーーーー
でも、大丈夫!
分からない部分は知り得た知識で謎を解こう!!
まず、このお酒の一番の特徴は
〈生酛純米生原酒 生熟成〉
つまり生酛純米の原酒であり、それを熟成させていること。
「生酛(きもと)」と言うのはお酒の酛(もと)造りの方法で、山卸(やまおろし)と呼ばれる非常に手間と時間と労力のかかる昔ながらのやり方です。
お酒の発酵には酵母の働きが欠かせませんが、手作業により自然界の野生の酵母を利用して発酵させるため、生酛造りのお酒には様々な酵母が取り込まれ、独特の複雑さを醸し出すのが大きな特徴になります。
「生原酒」
日本酒は出荷する前に加水して二度火入れをするのが定番ではありますが、中には一度火入れだけや、全く火入れを行わないで出荷される商品もあります。
この隠し酒は「生原酒」とあるので一切火入れも加水もせずに、
「生熟成」
そのまま熟成させた事が分かります。
そして気になる熟成期間はどのくらい?
ここでの判別方法が〈H29BY〉です。
「BY」とは「BreweryYear(ブリュワリーイヤー)」の事で、つまり醸造された年を表します。
H29BYとあるから……
H29、平成29年と言う事が分かります。
更に具体的には……
お酒業界での1年は7/1〜翌6/30になるので(酒税法の関係により)平成29年7月〜翌平成30年6月の間に醸造されたお酒だと言うことになりますね。
では、どのくらい〈生熟成〉されていたのか?
瓶に貼られたラベルの下の方に日付があります。
(゜゜)ドコニ?
↓ラベルの……
↓タヌキのお手手の下に……
↑あった!!
「20.05」とありますね!
この日付は瓶詰めされた日付を表すので、2020年、つまり今年の5月に瓶詰めされて出荷されたと言う事です。
と言う事は……平成29年〜30年の間に醸されてからおよそ2年程熟成貯蔵されていたお酒、と言うことが分かりました。
さあ、これでようやく謎のタヌキの素性が暴かれました!
「2年前くらいに精米歩合70%で磨かれ生酛造りで醸された原酒を無加水、火入れせずに貯蔵されていたもの」!
それがオマエの正体だ!!
b( ー`дー´)ビシッ!!
さてさて、では祝宴ターイム♬
今回はお買い得20%オフのヤリイカをトマトとパプリカで煮込んだ物をメインに。
封を開けるとまず、糠っぽい香りが顔を出し……
口に含むとコク、甘さ、酸味の中にピリッとした刺激が良いスパイス!
最近飲んだ中て1、2を争うぐらいの複雑さです!
さすがは生酛を生熟成………
生酛や古酒が大好きなY向けのお酒だね!
強い個性を持つお酒なので、イカのトマト煮にも良く合うよ!!
見た目のラベルの可愛さに反比例した通好みの面白さ。
これこそ日本酒の醍醐味なのかもしれませんね(о´∀`о)
まだまだお酒の勉強は続きます!
じゃあみんな、身体大事に今年の後半戦も生き抜くんだぜ!!
アバヨッ!:)
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