Mです、皆様わんばんこー:D
さて、2月に入りました!
今日は節分の日でしたねー
とは言えゆっくり豆撒く時間も無いのでおやつに素煎り黒豆を食べました・ω・
福よ来い♡
さて、如月初日!!なる2/1土曜日は、かねてより気になっていた都内の酒蔵で参加無料のイベントがあると知り、多忙なYも引っ張り出して早速行って参りました!
東京は西武新宿線東村山駅より歩いて20分以内にある豊島屋酒造さんの角打ち&酒蔵見学です!
↑豊島屋酒造さんの象徴とも言うべき、「金婚」のタンクです。
(画面左下の木の枝は桃の木です……これが実は非常に重要です!!)
豊島屋さんで作られている「金婚」は都内にある明治神宮と神田神社に御神酒として奉納されている唯一のお酒です。
豊島屋本店の創業は慶長元年1596年、創業者である豊島屋十右衛門がお酒と共につまみなど(豆腐に味噌を塗った豆腐田楽が人気だったそうです)を提供して営んだのが評判となり、現在の居酒屋のルーツとなったお店とも言われています。
豊島屋さんの本店はその元々江戸で営んでいた場所、神田にありますが、こちらの東村山の酒造&販売所は十二代目が昭和初期に灘から酒造を移設されたもので、蔵自体の歴史は古く、一部は120年の歴史ある建物です。
↓敷地内にある信楽焼のたぬき
(答えは↓)
=たぬき(他を抜く)
で、他を出し抜く意味合いから転じて商売繁盛、だからだそうです!
(。・_・。)!……ナルホド
と、言ったお話も合間に挟んで和やかに酒蔵見学は進みました!
〜豊島屋さんの成り立ち〜
最初は味噌や醤油を作り売り、お酒は上方(関西)から運んできた物を販売していて、江戸では「下り酒」と呼ばれ重宝されていたそうです。
ある日の晩のこと、初代十右衛門の夢枕に紙雛様が現れて白酒の作り方を教え、その夢の通りに白酒を作り、桃の節句の前にその白酒を販売する事にしました。
すると、甘いお米の白いリキュール、白酒は当時の江戸で大変な評判となり、
「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」
と言われるくらいの大人気となり、当時その白酒が販売される桃の節句の時期には通常の味噌や醤油の販売を中止する、と看板を出し、更に行列と押し寄せる客の混雑で怪我人が出るのを防止する為に火消しや薬師が敷地内に待機していた程、だったそうです!
出典:豊島屋本店
https://www.toshimaya.co.jp/
冒頭の金婚のタンクの写真に映り込んでる桃の木は、その由来に因んだもので、豊島屋さんにとってとても意味あるものだったのです。
↓酒蔵の中
↓お米を蒸し上げる釜(かま)のある蔵。
青々とした杉玉が素敵です!
〜酒屋さんに杉玉がある理由〜
新酒の時期には青々とした杉玉を掲げて、新鮮な杉の葉同様、「今年も新酒が出来ましたよ〜!」と、お知らせします。
そして、秋になると茶色く色付いた杉玉を見て、「よ〜し、そろそろお酒も熟成してきた頃だ!」
と、呑んべえ達はマイ徳利を持って酒屋さんへお酒を買いに行く、と言うのが昔の流れ、だったそうなんです。
日本酒に必要な材料は米と水、そして麹菌と言う実にシンプルな物なのですが、シンプルが故に人の工夫、苦労は途方も無いものになります。
かつて使われていた井戸。
今、こちらの井戸は使われていませんが、敷地の地下150mから新鮮な水を汲み上げてお酒を作っています。
お米も「炊く」のではなく「蒸し上げる」のも、炊くよりも蒸すほうが水分量が多く、麹菌の繁殖率が200倍にも高まるからだそうです。
朝もまだ陽が昇らない真っ暗な内から、重い米袋を抱えて運び、冷たい水でお米を洗い、寒さと冷たさに凍える作業の後は、高温で沢山のお米を蒸し上げ、熱気と蒸気の立ち昇る熱い釜での作業、そして麹菌をうまく繁殖させる為の2時間おきの温度管理…………
出来る限り、手作りで。
豊島屋酒造さんの美味しいお酒は蔵人(くらびと)たちの大変な苦労に支えられて作られています。
そんな風にお酒にまつわるあれやこれやも笑いを織り交ぜて楽しく色々とお話して頂いたお店の方は、お酒の製造工程を人間の一生に例えて、とても分かりやすく説明して下さいました!
↑
お酒を仕込んでいるタンク。
この一つ一つに、それぞれ違うお酒が醸されています。
「このタンクの中で醸されるお酒はそれぞれが違う個性を持った子ども達、娘のようなものです」
そこから瓶詰めされて、一本、一本ラベルを手で貼っていく……
大事に育てた娘たちを嫁に出すような気持ちです、と語って下さいました。
ほう……!へぇーーー!、と発見の連続だった酒蔵見学の後は、お楽しみの角打ち、試飲会場へGO!!
(๑´ڡ`๑)マッテマシターーー!!
参加は基本無料で、メニューから一杯ずつ注文してその場で注いで頂く方式でした。
試飲会メニュー。
既にフードは完売でした!残念!
(蔵見学はせずに飲むだけの方も沢山いらっしゃいました!それもまた良し!)
結構混雑してたので、最初はYと1人2杯ずつ頼んでそれぞれ感想を語り合っていましたが、お酒も残り僅かになってくるのを危惧して、2人で一気に全種類制覇に挑みました!
左からメニューの通し番号の1,2,4,5,6,7,8
①屋守純米吟醸生
②屋守純米中取り生
③十右衛門中取り生酒
④十右衛門おりがらみ生酒
⑤貴醸酒無濾過生原酒
⑥純米吟醸無濾過生原酒
⑦山廃9号酵母生酒
⑧みりん心豆乳割り
↓3だけ先に飲んじゃったので別の写真
メニュー③の十右衛門 純米 中取り 生酒!!
本当に……どれも美味しかった!!
特にこの上の写真の十右衛門純米中取り生酒は最高!
さすが中取り、と言う感じのバランスの良さ、フルーティーさは群を抜いて美味しかったです。
なのでついクイクイ飲んじった(;^ω^)
メニューの①,②はこの酒造オリジナルの「屋守(おくのかみ)」
メニュー②の屋守純米中取り生酒
全て試飲してみた感想としては、本っっ当にどれも美味しくて、もう甲乙なんかつけたくない!という感じですが……
(なんつって、しょっぱなは中々味わう機会の少ない貴醸酒甘ーい!!サイコーーー!!!でしたw)←ちょろい大人www
↓貴醸酒
ざっくり印象としては十右衛門はピン!とシャープな感じ、屋守はふっくらと柔らかい感じ、と言うのがYとも合致した意見でした。
因みに「屋守(おくのかみ)」は屋守、つまりヤモリの事で、昔はその呼び名の通り家を守る生き物とされてきました。
(九州地方ではカベチョロと言うそうですね)
白い蔵の壁にはヤモリの姿が良く映えますよね(^_^)
それにちなんで、豊島屋酒造を守り続け、料飲店の繁栄を願うようなお酒を醸し続けると言う意思を込めて屋守と銘打たれたそうです。
(屋守ラベルにはヤモリのマークがついています!さりげにカッコ可愛い!!)
出典:豊島屋酒造
http://toshimayasyuzou.co.jp/?page_id=25
さてさて、日本酒飲み同士の他のお客さん達とも意気投合して談笑し、楽しく飲んで過ごした角打ちでしたが、さぁお土産には何を買って帰ろう?となった時に…
2人してこれはもう一度家でじっくりと料理に合わせて飲みたい!と思ったのが……
実はメニュー⑦の山廃でした!
↓金婚 山廃9号酵母仕込純米無濾過生原酒
↓裏ラベル
でも、ここでしか買えない!と言うのに弱いのでコレも買いましたw↓
↑
純米吟醸おりがらみ生……!
ふつくしい!
↓裏ラベル
本当はもう一本買いましたが、それはまた後日にとっておいてあります(^^ゞ
さて、まず最初に改めて飲み始める1杯目は、おりがらみから行きます!
↓大好きなアガるグラスで♬
お〜〜〜っとっとっとっと〜〜〜〜☆
良いぞ良いぞ〜〜〜(*´∀`*)
↓ふ、ふつくしいーーーー!!
では………
お疲れ様!頂きます!!!
おぉ……優しい!!
柔らかで円やかで、ふんわり……
包み込むような優し〜〜〜〜い味わい!
おりがらみならではのまだ酵母も残っている、ほんのちょっと舌に残るピリッと感がまた良いアクセントです!
良いスターターで酒飲み心と胃袋に灯火が付き、
さて、試飲会でも唯一お代わりして飲んだ山廃をじっくりと味わおうじゃないか!
と、宴が始まりました(●^o^●)
この日は先日私が燻した〆鯖の燻製オリーブオイル漬けと、スーパーで買ったいぶりがっこを刻んで新じゃがのポテサラに混ぜ込んで、大葉をたっぷり!!
他は蛸のお刺身と、ミニトマトと、でっかい菌床椎茸のホイル焼きに、にしんの酢の物などで食卓を賑わせました。
さて、肝心の山廃のお味は……
なんと言うか、出汁の感じがする!!
です(笑)
円やかこっくり、でも酸味もあり、なんか出汁の効いた、もしくは薫りの良いキノコ汁を煮込んだ後の器に酒を盛ったような独特の風味がします。
なので………魚介系に合うんですよ〜〜
出来れば鰹のタタキか酒盗が欲しかった所です!
そんなこんなで宴は盛り上がり……
んで、やっぱり写真撮ってないですwww
(;´∀`)タハハーー
なんも無いの寂しいから昨年七輪祭りした時の写真でもあげときます。
↓サバを焼いてみたよ!
↑
因みにこの時は椎茸、サンマ、深谷ネギ、タケノコ、山ウドなど思いつく物&冷蔵庫の残ってるひとたちをとりあえず焼いてみたよ!
焼いた深谷ネギが超サイコーだった!
合わせて飲んだ純米「八十八」がめっちゃ美味かった!!!
………
そんな旨し思い出も入り乱れて程良くグダグダになった所で、そろそろお開きにしましょうか〜
豊島屋酒造さん、先日はどうもありがとうございました!!
あなたが大好きです!!!!(笑)
またイベントあったら参加します!!
皆様も、ご機会あれば是非!!
本っ当に超楽しい&超絶お得ですよーーー!!!
ではでは、皆様にも福よ来い来い♡
サイナラー:)
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